Hearts of Darkness (Japanese/日本語)

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  • 公開済み: 20 1 2014
  • アップデートされたもの: 18 3 2014
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一年の休学の間にキンバリー・コールマンはある“ミッション”に巻き込まれる。それは、45日間の間にあの世界的に人気のあるハリー・スタイルズを元の彼にもどすということ。ここ数ヶ月、ハリーはクラブに出入りし、彼の銀行口座の残高はどんどんと少なくなっていった。グループのメンバーたちはそれを心配し、キンバリーの助けを求めた。ハリーがいったい何をしているのか、誰も知らなかった。一つ確かなことは:今のハリーは世界中の女の子が愛しているあのハリーではなく、グループの将来何て気にしていないということ。メンバーたちが思っているほど、ハリーは本当に変わってしまったのか?キンバリーに与えられた時間は45日。彼女はハリーの奥深くにある秘密を探ることが出来るのか?そして限られた時間の中で元のハリーにもどすことが出来るのか?

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15. ✻ "Harry is in love with you."

「電話してきたんだから知ってると思うけど、キムよ。」

そう電話に出て、携帯をハンズフリーにした。髪を整えていた。ハリーはこっちへ向かってるとメッセージを送ってきた。2人で一緒に朝ご飯を食べる予定だった。

 

新しいことでもなかった。ハリーと私はたくさんの時間を一緒に過ごした。ジェニファーのことがある前も、もちろんそのあとも。ってそんな前の話ではなく昨日のことだけど。

 

ハリーのことを誇らしく思った。ジェニファーを痛い目にあわせてやりたかった。その前にハリーが私を止めてしまったけれど。。。でも、私が何か言うよりも彼の言葉の方が威力があった。

 

もっと悪態をついてもよかったかしら。それとも平手打ちの一発や二発。たぶん五発。彼女のきれいな顔もめちゃめちゃにしてやりたかった。本当に彼女が許せなかった。

 

彼女は私の会ったことのない昔のハリーを傷つけた。最近は彼も私に心を開いてきた。ペリエが言うには、元のハリーに少しずつ戻ってきているみたいだし。

 

変わるって言うことに関しては、私にも変わったことがあった。彼が気の毒で、公園で彼にキスを許してしまった。だめとは言えなかったけど、でも彼に間違った希望を与えてしまったかも。ジェニファーのことがあったあと、もし私が拒絶したら彼はもっと悲しくなっていたかしら?

 

「キム?」

 

電話の声。ルイが何度も私の名前を呼んでいた。

 

「あ、ごめん。」

 

鏡を見て、腕に少し痛みを感じた。腕を上げたまま長い時間が経っていたみたい。

 

「2人がキスしている写真がでまわってること知ってるかって訊いたんだ。」

 

私は顔をしかめた。もちろん知ってたわ。知らないでいられないわ。

 

「知ってるわよ。洞穴に住んでいる訳じゃないから。ルイ。」

 

そう言って笑った。普段だったら、それですむけどそうはいかなかった。

 

 

「それがどうかしたの?」

 

ルイは電話の向こう側でため息をついた。

 

「ハリーは変わったよ。俺の家に話に来たんだ。俺にも心を開いたんだ。キム。ひさしぶりだった。」

 

だったらどうしてこんなに悲しそうなの?悪いことではないでしょう。ルイがもとのハリーに戻ってほしくないなら別だけど。

 

「でも、それが私たちの目的でしょう?」

 

櫛を取って、逆毛を立ててヴォリュームをだした。

 

「そうだけど、それが俺たちの目的だったんだ。今まではうまくいっていたけど、ハリーは君のためだけに変わったんだ。」

 

私は意地の悪い笑いをした。ルイの言葉に驚いて、自分のことを笑った。

 

「違うわよ。ハリーは今まで何をしていたか気づいて、それを改めようと—」

 

「—キム。ハリーは自分でも気づかないうちに昔のハリーを取り戻してる。でもそれは君のそばにいると安心だから—ジェニファーのことがあって以来彼はそう感じることが出来なかったんだ。ハリーは彼女のことを乗り越えた。でもそれは君が彼は大丈夫だと教えたからだ。」

 

ルイの声が少しかすれた。私は彼が泣いているのかと思った。彼は続けた。泣いてるわけないか。なぜ彼が泣かなくちゃいけないの?

 

「ハリーは変わったよ。彼は知ってる、君が今のハリーとは絶対一緒にならないってことを。彼は指差したものは何でも手に入れてきた。もし君が拒否したら、彼は何かあることに気がつく。」

 

「ルイ、、、何が言いたいの?」

 

何て答えていいかわからなかった。私はルイが知るほどハリーのことを知らなかった。だから、彼には反論できなかった。私は私のミッションが成功したことが嬉しかった。

 

「キム、ハリーは君に恋してるよ。」

 

携帯に手を伸ばして、心臓が一瞬止まった。そして携帯を耳に当てていった。

 

「そんなことないわよ。」

 

短く笑ったけど、顔が固まった。

 

「俺は昨日ハリーと話したんだ。」

 

ルイは真剣だった。

 

「でも、それはない。ルイ。ハリーは自分が何でも手に入れられるってことを証明するために私が欲しいのよ。」

 

そうよね?そう思う。ハリーはとうとうキスを手に入れた。一緒にも寝たし。。。ハリーはまだここにいる。

 

「うそ。」

 

ベッドに座るとだんだんと見えてきた。一瞬静かだった。ハリーがうちへ向かっているってことはわかってた、でも、今はだめ。

 

「どうすればいい、ルイ?」

 

つぶやいた。ハリーが私に恋してる何てあり得ない。そんなの間違ってる。彼はお互いに好きになって、彼を幸せにしてくれる人を探さなくちゃ。

ジェニファーの場所をうめてくれる人!その考えは私の胸を少し痛めた。ハリーと別の誰か、それも間違ってる。でもその方がいいに決まってる。

 

「ハリーのこと気に入ってるのか?」

 

ルイは静かに訊いた。彼が見えていないと言うことに気づかず、頷いた。

 

「もちろん気に入ってるわ!」

 

「—じゃ、あいつを傷つけるなよ。」

 

ルイは少し強く言った。私がこれを成功させられると信じてなかったときの彼を思い出させた。

 

「あいつを傷つけるなよ、キム。もう一回は耐えられないぞ。」

 

「わかってる。」

 

低くつぶやいた。彼は正しい。でも、どうすればいいの。ハリーは私に恋してる、でも私は?

 

「自分のしてることわかってるよな、キム。」

 

答えようとして、さえぎられた。

 

「偽りの希望を与えるなよ。」

 

「どういうこと—」

 

「—自分でどうしたいかわかる前に、あいつとまたキスするなよ。」

 

彼の声は優しかった、でも、何かがその裏にはあった。。。

深いため息をつくと、ドアを叩く音がした。

 

「行かなくちゃ。」

 

そう言って電話を切った。立ち上がって、鏡をのぞいた。私の眼はうつろだった。考えがまとまらなかった。どうしたらいいの?ああ、もう。

 

✘✘✘

 

私は本を手に取るとまたハリーのことを書く振りをした。その本には何のメモも取ってなかった。

 

最初からそう言う約束だったし、ただそのあと一緒にいただけ。

 

ハリーは黒いTシャツに黒いズボン。何気ない格好だけど、かっこ良く見えた。それがまた私のしゃくにさわり、気分が少し悪くなった。私は彼に本当ではないことを信じさせてしまっている。

 

「どこまでいった?」

 

「えっ?」

 

彼は微笑んだ。

 

「本。」

 

彼の目が私の目にあった時、私は顔を背けた。

 

「うん。あともう少し。」

 

無理矢理、笑顔を作ると何かを書いた振りをした。でも、悲しい笑顔。

 

「あと何が足りないの?」

 

ハリーが本を見ようと私のほうを覗き込んだので、素早く本をどけて、足を組んだ。

 

居心地が悪かった。深く息が出来ないみたいだった。自分が悪い人のように感じた。もし、ハリーが戻ったのは私のせいだったら?もっと悪い?たくさんのファンたちがきっとがっかりするし、私は自分を許すことが出来なくなる。

 

だって、私が変な希望を持たせたから。

 

「あなたの自由な時間。あなたのワイルドなシティライフのこと、」

 

彼の顔から少し笑顔が消えた。

 

「特に言うことないよ。ボクも人生を生きているってこと、」

 

ハリーは少し笑ったけど、私は眉をしかめた。

 

「タイラーやザックに囲まれて、どうやったら人生を生きられるの?」

 

これは彼が話したがらないことだってわかっていたけど、訊かずにはいられなかった。

 

「ザックはいつもいる訳じゃない。時々、か、、いや、モノを取りにくるときだけ。」

 

そう言うと、不確かな様子で遠くを見た。

 

「ドラッグなの、彼が取りにくるのは?」

 

ハリーは首を横に振った。

 

「この話はやめておこう?」

 

彼は私に笑いかけたけど、私はため息をついた。

 

「もし、ほかの人のあなたを見る目を変えたかったら、私にそのことを話して。」

 

「ほかの人のためにボクのプライベートなことを話す必要はないだろ。」

 

少し強く言った。

私は深くため息をついた。

 

「何で、これがそんなに大変なことなの?それはザックが何か握ってるからなの?それともタイラー?私にはわからないわ。お金でも借りてるの?」

 

言い過ぎた。ハリーの瞳が怒りに暗くなった。

 

「もちろん金なんか借りてる分けないだろ。ボクを誰だと思ってんの?」

 

彼がまた自分の周りに壁を作っているのを感じた。自己防衛。

 

「じゃあ、何なの?脅されてるの?強制、、、」

 

「—キム、もうやめろよ!」

 

彼は声を荒げた。口をつぐむべきなんでしょうけど、続けるべきだと思った。

彼を遠ざける必要があると思った。彼は私に近づきすぎたから。

 

「あなたのことを簡単には信じさせてくれないのね!」

 

私が叫ぶと、彼は驚いたようだった。

 

「ボクだって、もう信じられないよ!何でそんなに知りたがるんだ?誰かに金でももらって調べてるのか?そうすればボクがどんなに悪いヤツか、世界中で一番最初に知らせることが出来るからな。」

 

彼は腕を大きく振った。でも、私は少しも怖いと思わなかった。

 

「あなたは私のことそう思っているの?」

 

冷たく尋ねると、腕を組むために立ち上がった。

 

「もう君の何を信じていいかわからないよ、キム!あるときは何も話さなくていいけど、次の時にはものすごく知りたがる。ボクは何を信じたらいいんだ?君がボクのことを信じていなかったら、そのことは君にははなせない。どうしたら君のことを信じられるって言うんだ?」

 

「ああ、たぶん、私はあなたが大変な目にあっている時に、私はここにたまたまいたからね?もし、私がただあなたのことを暴露するためだけなら、何で私はあなたの隣にいたのかしらね?」

 

「ボクに信用されるためだけだろ!」

 

彼は大きな声で言った。

 

「もう他の誰よりも、あなたとあなたのグループのことを知ってるわよ、ハリー。でも、何も外には漏れていないでしょ!何でだと思う?あなたのことが好きだからに決まってるでしょ。」

 

もうたくさんだと思った。私の全ての感情が渦巻いた。

 

「だったらそれを見せてよ?不信感じゃなくて。君がボクのことを決めつけるのは、これが初めてじゃないからね。もし本当にボクのことが好きなら、ボクのことを信じて、、」

 

「あなたは“好きな”人に最後に心を許すのね。あなたが何をしたいかよくわかっているわ、ハリー。でも止めた方がいいわよ。私はあなたの女の一人になるつもりはないから!」

 

そう叫んで、ドアへ向かった。

そこから離れたかった。傷つきたくなかった。集中していなければいけなかったのに、出来なかった。短い間にいろいろなことが起こりすぎた。

 

最初に、ハリーが私に恋してることを知らされて、次の瞬間には大声でけんかしてる。でも、どこかで小さな声が聞こえる。これが私のやり方なんだって。いい方法ではないけれど、これが私の感情を遠のける方法。

 

ハリーは私を傷つけた。どういう風にかはわからないけど。やり過ぎたかもしれないけど、もう一度向き合う必要があると感じた。

 

でも、ハリーは私に恋をしていてはいけない。間違ってる。私は付き合うことには向いてない。有名人にも。それは最初から言っていたこと。。もしかしたら、またハリーを傷つけてしまうかもしれないと言う考えが私を止めた。でも、もし、私がそう考えるのを止めていたら、ハリーは変な期待もせずに、私に恋することも、私みたいな人を追いかけることもなかった。

 

たぶん私は自分勝手なのかもしれないけど、2人のためにそうした。ハリーだってそんなにすぐには恋に落ちるわけない。

 

私はドアを思いっきり閉めると、涙が頰をつたうのを感じた。私は自分の家を出た。あそこには戻れない。だから、残る手は一つ。何か取り返しのつかないことを口にする前に、ここから出て行こうと思った。

 

携帯を手に取ると、ペリエの番号を押した。玄関のドアを閉めた瞬間にペリエがもう電話を取った。

 

「ベイビーーーーー、」その声を聞いて微笑むことが出来た、頰にはまだ涙が流れていたけど。

私はハリーがまだ残っている私の家を見上げた。

 

のどのつかえを飲み込むと、ゼインがいるのはわかっていたけど、ペリエに私を迎えにきてくれるように頼んだ。

 

✘✘✘✘✘✘✘✘✘✘

 

キムに拒否されてしまったハリー。

これからどうなると思う?

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