Hearts of Darkness (Japanese/日本語)

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  • 公開済み: 20 1 2014
  • アップデートされたもの: 18 3 2014
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一年の休学の間にキンバリー・コールマンはある“ミッション”に巻き込まれる。それは、45日間の間にあの世界的に人気のあるハリー・スタイルズを元の彼にもどすということ。ここ数ヶ月、ハリーはクラブに出入りし、彼の銀行口座の残高はどんどんと少なくなっていった。グループのメンバーたちはそれを心配し、キンバリーの助けを求めた。ハリーがいったい何をしているのか、誰も知らなかった。一つ確かなことは:今のハリーは世界中の女の子が愛しているあのハリーではなく、グループの将来何て気にしていないということ。メンバーたちが思っているほど、ハリーは本当に変わってしまったのか?キンバリーに与えられた時間は45日。彼女はハリーの奥深くにある秘密を探ることが出来るのか?そして限られた時間の中で元のハリーにもどすことが出来るのか?

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21. Epilogue

 

2時間後

 

最初の休憩のあとハリーが舞台に上がると光に目がくらんだ。舞台に出てみると見渡す限りにファンがいた。

 

ハリーとメンバーたちがどんな立場にいるのか彼は理解できなかった。

こんなにもたくさんのファンが彼らを支えていることを彼は今まで信じていなかった。彼らが音楽で生きていくことが出来るようにしてくれていることを。

 

たくさんの素晴らしい瞬間もあったけれど、ハリーには乗り越えなければいけない大変なこともあった。例えば、今彼がしなくてはいけないこと。

 

彼はゆっくりとマイクを口元へ持っていった。叫んでいるファンを眺めた。

 

「みんな知ってると思うけど、ボクはこのところ大変だった。」

 

笑顔で彼は言った。叫びが収まるのを感じた。彼の声だけが会場に響いた。

 

「ボクには最近死んでしまった友だちがいる。彼はボクとって大事な存在だった。だから、次の曲を彼に捧げたい。」

 

 

You tell me that you're sad you lost your way

You tell me that your tears are here to stay

But I know you were only hiding

And I just wanna see ya


君は悲しく道を見失ったことをボクに教えてくれた。

君の涙がここにいたいからと教えてくれた。

でも、ボクは知っている、君が隠していることを。

ボクは君に会いたいだけ。


You tell me that you're hurt, and you're in pain

And I can see your head is held in shame

But I just wanna see you smile again

See you smile again

君は傷ついて、痛みに耐えていることを教えてくれた。
そして、君が恥じて頭をたれているのが見える。
でも、ボクは君が笑うのをまた見たい
笑顔を見せて


 

But don't burn out

Even if you scream and shout

It will come back to you

And I'll be here for you

 

燃え尽きないで
もし、君が大声で叫んだとしても
君のところへ戻っていくよ。

君の隣にいてあげる

 

Oh I will carry you over fire and water for your love

And I will hold you closer

Hope your heart is strong enough

When the night is coming down on you

We will find a way

Through the dark

 

 

ボクは君のためならたとえ火の中でも、水の中でも、超えてゆける

そして君を抱きしめる。

君の心が負けないことを祈っている。

闇夜が君に迫っているなら

道を見つけよう。

その闇を抜け出す

 

キムは目に涙を浮かべて立っていた。彼女の頰をその涙が伝わって落ちるまで、それに気づかないでいた。ハリーがさまざまな感情で歌うのを聴くのは、今まで保ってきた表向きの顔を作ったままにしておくことを余計に難しくした。—でも、ハリーが彼女の人生に入り込んできたあと、彼女は彼女のままでいられるようになった。それはハリーが彼女のこと好きでいたから。彼女のすべてを。だからハリーがどん底にいた時も彼女はハリーを助けることが出来た。

 

彼女は頰の涙を拭うと、手を胸の前に組んだ。他のメンバーたちがハリーのそばにいる。そしてみんなの顔には笑みが浮かんでる。その笑みは一度も消えていない。彼女は知っていた。ハリーは何度もバカなことをした。でも、彼のためにいつもみんながいたこと。そして、それに彼自身も今気づいたこと。
 

ハリーと他のメンバーたちが最後の曲を歌い終わって舞台から降りると、長い間感じていなかったものを感じた。みんなが彼の肩をお疲れと叩いた。彼は茶色の髪の女性を見つけると、大きな笑みが彼の顔に広がった。彼女は彼に微笑んだ。彼が彼女を抱きしめると全てうまくいくと感じた。

 

「素晴らしかったよ、ハリー。」

 

マネージメントの偉い人の一人がそう切り出した。そしてみんなが自然と輪を作った。

 

「もちろん、その他のみんなも。しかし、お前は本当に衝撃的だった。ハリー。」

 

その人が微笑むと、まわりにいた人たちも頷いた。

そんなに良かった?

 

ハリーは褒められることに慣れていなかった。それが人生の中で一番大事な人からだったとしても、受け入れることが難しかった。そして、今夜何かが変わったことを認めることも。彼はタイラーのために歌った。タイラーはバカなこともたくさんしたかもしれないけど、ハリーは彼と一緒にいたことを楽しんだことを彼に伝えたかった。それは間違いなかった。

 

キムはこの業界で誰が重要だとかは知らなかったけれど、その人がハリーを褒めた時、それがどんな人なのかわかった。ハリーが褒められることが苦手なのを彼女は知っていた。だから、つないだ手を少し握って、彼に笑顔を向けた。その笑顔が彼を落ち着かせた。

 

彼女の視線はゼインと同じような大きな笑顔を浮かべているペリエに移った。ペリエと目が合い、今までにないほどに光り輝いた。完璧な瞬間と呼べるものだった。親友であるペリエ、恋人のハリー、全てがうまくいっていた。

 

彼女はハリーの彼女の一人ではなかった。それに、彼女はボーイズバンドに合っていた。特にカールアイロンの問題のある男の子に。

 

「俺たちの今までで最高のコンサートを祝おうぜ、」

 

その状況にみんなが歓喜した。

 

 ハリーも今までで一番いいコンサートだったと思った。認めたくはなかったけれど、それはハリーがやっとその気になったから。

 

「いいねえ、」

 

ペリエもそう言ってゼインの参加が決まった。残るはハリーとキムだけ。

ハリーはキムにどうしたいか訊く必要もなかった。いろいろな場面でしてきたように、キムがハリーの決定を支持してくれることを知っていた。お互いを支えよう。

 

「今回はやめておくよ。みんな。今はちょっと。」

 

ハリーがそう微笑むとキムも支持するように優しく抱きしめた。それがキムのことでハリーが一番気に入っていることだった。彼と一緒に彼女はたくさんのことを乗り越えた。クラブでのパーティーは断った。彼は今正しい道を進んでいる。

 

みんながその場から立ち去ると、ハリーとキムが残された。それは珍しいことでもなかった。一緒に過ごしてきた時間のほとんどは2人きりだった。

全てがうまくいった訳ではなかったけど、ハリーは2人のこれからが最高のものになるってことはわかっていた。カップルとして2人きりになるのは初めてだった。ハリーはキムが彼のものだとわかっていた。彼が彼女を手に入れるのにどんなに頑張ったか気づいた。初めは間違った理由で。でも、最後には本物になった。それは彼にとって重要なことで、そのことについて彼は何度も考えた。彼はキムがただのもう一人の子ではないことに気がついた。

 

彼女はハリーにとって変わることのない本当の恋人。

 

「愛している。」

 

 

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いかがでしたか?このお話もようやく終わりです。

気に入ってもらえると嬉しいです。

 

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